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2022年3月19日

  • 2022.05.11【ハレルヤ自作解説】その2 p.12
    「あの明るい階段をペチャと花ちゃんが昇り降りしたら楽しいね」と二人で言った、 注意深く読むと気がつくけど、2人でこの話をした時点で、2人はまだ花ちゃんと出逢 …
  • 2022.05.10【『ハレルヤ』自作解説】その1 p.13
    猫を大事に大事に飼っている人はみんな猫には神さまがついていると言う。それはいわゆる神さまとは少し違うかもしれない、ユダヤ教やキリスト教の、一神教の、厳しい神 …
  • 2022.04.28 『ハレルヤ』が入試で出題されました。
    『ハレルヤ』の文庫発売と、たまたま同じタイミングで、今年の入試問題が送られてきました。学生の自主性を思いっきり尊重する印象が強い私立大学です。問題文は、文庫 …
  • 『ハレルヤ』の文庫が発売されました。
    『ハレルヤ』の文庫が発売されました。そろそろ書店にも並びはじめているようです。解説は湯浅学。花ちゃんをめぐる『ハレルヤ』と『生きる歓び』と、川端康成賞の『こ …
  • 2022.4.19【小説的思考塾お礼】
    日付変わったので、昨日でなく一昨日は小説的思考塾にたくさんの方のご視聴いただきありがとうございました。 ひとつ言い忘れたことがあります(もっとあるけど、特に …
  • 【小説的思考塾vol.7のための箇条書き】
    1.風は吹くことによって風として留まっている。詩人は吹く風の中に留まっている。(ハイデガーは総じて動的状態を安定と定義する) 2.人は見てしまっている場合に …
  • 2022.4.16【小説的思考塾vol.7メモ】その16 語法
    『存在と時間』が読まれる理由は、「存在とは何か」という問いもあるんだろうが、ハイデガーの思考の流れや語法(論理展開以前の感覚的なところ)が、自分の思考のエン …
  • 2022.4.15【小説的思考塾vol.7メモ】その15 世界がそう仕向けるのだ
    風景の中に立つと、人は或る感情を持つわけだが、それは「人が感じている」のでなく、「風景が人にそうさせる」。 例えば数学。数は、人が作り出したものか、この世界 …
  • 2022.4.14【小説的思考塾vol.7メモ】その14 知とは
    万人に理解可能な知(知識・技術・習慣etc)はない。知はデータではない。(データ化された知は抜け殻でしかない。)送り手と受け手が、或る特定で共通の条件にある …
  • 2022.4.13【小説的思考塾vol.7メモ】その13 ハイデガーは若々しい
    前にも書いたが、ハイデガーの書いていることは若々しい。ハイデガーには、いわゆる老獪さなどは微塵もない。(顔写真に騙されてはいけない。)ナチス加担うんぬんの実 …
  • 2022.4.12【小説的思考塾vol.7メモ】その12 ナチス問題
    私がものすごく影響受けたハイデガーの考え方は、わずか1語であっても、言葉はその言葉が属する体系(つまり世界観や偏見)を反映している。という考えで、これはほぼ …
  • 群像5月号『鉄の胡蝶……』(45)
    今回のタイトルは、「ウクライナ侵攻」 ジュネの言葉、『トロイアの女』『芸術作品の根源』などなど、紆余曲折しつつ、ウクライナを思う。ロシアの戦車に手榴弾を投げ …
  • 2022.4.11【小説的思考塾vol.7メモ】その11(その5の簡略版)
    ここで、〈大地〉を〈運命〉と読み替えるのです。 作品は大地を大地であるようにさせる。(p.69) 大地は露開されず説明されないままに留まる時にだけ、それ自体 …
  • 2022.4.8【小説的思考塾vol.7メモ】その10 精神の活動
    ヘルダーリンの詩の一語一語を説明するとき、その語は象徴ではない。象徴だと、語と意味の広がりの関係は辞書になってしまう(つまり止まっている)。つまらない批評は …
  • 【小説的思考塾vol.7メモ】その9 科学的思考と芸術
    ハイデッガー全集では、『存在と時間』でなく、『有(う)と時』という邦題になっている。〈存在〉という言葉を使うと、〈ある/ない〉の区別から考えが自由にならない …
  • 【小説的思考塾vol.7 内容説明】
    今回(4/17)の思考塾は、ハイデガーの〈存在〉を中心に話そうと思います。これは、小説とは、〈自分〉を書くものなのか、〈世界〉を書くものなのか?という話でも …
  • 2022.3.31【小説的思考塾vol.7メモ】その8 出来事
    「橋がかかることによって、初めて、両岸が岸となる。」という言い方。これはとてもハイデガーらしい。空間も時間も、ある決定的な出来事によって、〈彼方と此方〉〈過 …
  • 2022.3.29【小説的思考塾vol.7メモ】その7 回想について
    ハイデガーは、回想とは、一般に言われているような、「過去の事象が、ありありと目の前に蘇る」だけでは弱いと言う。過去の事象は、(対象として)こちらが思いを向け …
  • 2022.3.28【小説的思考塾vol.7メモ】その6 ハイデガーの言葉
    『書きあぐねている人のための小説入門』から『小説の自由』3部作で、私が書いていることは、ハイデガーの言葉を私なりに言い直した(格好よくいえば、時間を経て私の …
  • 2022.3.25【小説的思考塾vol.7メモ】その5 世界と大地
    〈存在〉は、「××である」という名詞的なもの(静止状態)ではなく、大地と世界の抗争状態を意味する。ここで、ギリシア悲劇を思い浮かべながら、〈大地=運命〉〈世 …
  • 2022.3.23【小説的思考塾vol.7メモ】番外 エウリピデス『トロイアの女』
    【カサンドラの台詞】自分の国、自分の町を守るためというならばともかくも、このスカマンドロスの河床に、空しく斃れたギリシアの兵士たちは、愛し児の顔も見られず、 …
  • 2022.3.22【小説的思考塾vol.7メモ】その4
    ハイデガーは、ヘルダーリンの詩を論じる中で、(ハイデッガー全集『ヘルダーリンの讃歌「回想」』)詩の言葉は表面的な意味の向こうに広がるものを思索していると言う …
  • 2022.3.18【小説的思考塾vol.7 メモ】その3
    『芸術作品の根源』冒頭 根源とは、ここでは、或る事柄が、それからそしてそれによって、その事柄にほかならないものであり、まさにその事柄らしいあり方においてある …
  • 2022.3.15【小説的思考塾vol.7メモ】その2 道具存在
    ハイデガーは〈道具存在〉ということをよく言う。道具は慣れるほど手と一体化して、それを使っている意識が消えて、叩く、削る、彫るetcの目的に意識が集中する。 …
  • 2022.3.13【小説的思考塾vol.7メモ】その1『芸術作品の根源』p.109
    ☆作品を作品たらしめることを、ハイデガーは「作品を見守る」と定義している。 もしかりにそれがいやしくも作品であるならば、そういう作品はつねに見守る者たちに関 …
  • 【小説的思考塾メモ】4/17(日)開催予定
    次回は、ハイデガーの言った〈存在〉と〈作品〉のことを中心に話そうと思っています。真正面から「存在とは何か」を説明するのは難しい、というか、あんまり意味がない …
  • 【お知らせと小説的思考塾的メモ】
    福田拓也さんの詩集『DEATHか裸(ら)』の巻末に解説を書きました。解説というより読み方か? 3/3の『哲学で抵抗する』で書いたと同じように、この本で脈打つ …
  • 【小説的思考塾的メモ】 高桑和巳『哲学で抵抗する』(集英社新書)
    しかし、抵抗は、無駄か無駄でないかで評価すべきではない。人は単に抵抗する。(p.69) この本、いいです。人が考えることの根っこにあるものを教えられた思いが …
  • 2022/02/17 【小説的思考塾的メモ】
    いまカナダでは先住民に対する過去の迫害が問題になっているらしい。1970年代まで先住民の子供達は強制的に寄宿学校に入れられて、自分達の言葉を使うことを禁止さ …
  • 2022/02/13 群像3月号「鉄の胡蝶は……」第43回
    今回のサブタイトルは、「詩とは何か、小説的思考」。吉増剛造さんの『詩とは何か』の第7章「根源的なハーモニーへ」に唱和しました。p.413では、かなり前の部分 …
  • 【小説的思考塾vol.6】補足
    2月6日の配信の時に、「明日か明後日にはホームページにあげておきます」と言った補足。【次元の話のわかるピタゴラスイッチ】と【西田幾多郎の文章】です。 【次元 …
  • 【小説的思考塾vol.6 資料ノート】
    2月6日の小説的思考塾vol.6 で使用するノートです。
  • 【小説的思考塾vol.6 メモ】その16 再生とは
    今回の中心は、〈再生〉です。〈死〉の定義もしますが、メインは〈再生〉。 私がここで言う〈再生〉は、再生医療など特定の意味でなく、思いっきり大きいイメージで、 …
  • 【小説的思考塾vol.6 メモ】その15のつづき
    「死は無である」は人が〈個〉として完結していることを前提にしている。人は個として完結しているわけではない。人は多様な力が流れ込んで人となっている。だから人は …
  • 【小説的思考塾vol.6 メモ】その15 死は無ではない
    昨日(2/2)故・石原慎太郎が、「死は無になることだ」と言ってる映像が映った。「死は無になることだ」「死とは無だ」というのは、イデオロギーの反映で、凝縮なの …
  • 【小説的思考塾vol.6 メモ】その14 並行モンタージュ
    今回(2/6)は、話の枕はありませんが、並行モンタージュを話の助走にして、そのまま本題に入ります。並行モンタージュは、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で頻繁に …
  • 【小説的思考塾vol.6 メモ】その13 ふたりの死の意味
    昨秋のシロちゃん、2017.12月の花ちゃん。それ以前の猫たちの死と比べて、このふたりの死による私のダメージは意外にも小さかった。その理由をずうっと考えてき …
  • 【小説的思考塾vol.6 メモ】その12 クローン動物
    クローンペット・ビジネス、つまり死んだ犬や猫の遺伝子からクローンを作るビジネスが中国を中心に、現実に、始まっている。人間は心底、形(名詞、個)に縛られている …
  • 【小説的思考塾vol.6 メモ】その11 再生へ
    シロちゃんが花壇で日に当たっているこの写真について。1】いま、シロちゃんはこういう所にいる。2】シロちゃんは、「死んだらこういう所にアタシは行くのニャ」と、 …
  • 【小説的思考塾vol.6 メモ】その10 私が死んでも世界はある
    「私が死んでも世界はある」この言葉は、当たり前のようだが、全く当たり前ではない。「私が死んだ後に世界があろうがなかろうが関係ない」と言いたい人が多い。 物理 …
  • 【小説的思考塾 vol.6 メモ】その9 説明の限界
    BS〈ヒューマニエンス〉の、このあいだのイヌの回は酷かった(再放送らしいけど)。犬がどれだけ人間の言葉を理解するか?とか、人間の心と共振することとか、飼って …
  • 【小説的思考塾 vol6. メモ】番外・事実と文章
    ある雑誌にシロちゃんとの最期の1か月を中心にシロちゃんが生まれた時からのエッセイを1200字で書きました。「それは無茶苦茶だ」と思った人がたくさんいると思い …
  • 【小説的思考塾 vol.6 メモ】その8 自分の中の監視者
    吉増さんは『詩とは何か』で、〈自分の中の読者性〉ということを言っていて、それは何かというと、「広く理解されたい」という配慮のことで、それが表現にブレーキをか …
  • 【小説的思考塾 vol.6 メモ】その7 〈非-科学的〉
    現代の社会の歪なところは、〈非-科学的〉という判断は、そのまま否定を意味するのに、〈非-人間的〉であることは容認される。もちろん〈非-創造的〉〈非-芸術的 …
  • 【小説的思考塾 vol.6 メモ】その6 再生について(続)
    〈再生〉は言葉・概念としては、ありふれていて、子供でも知っているが、それを実感するのは、きわめて稀。私は昨日(1/20)書いた2月の強い日差しまで、本気で考 …
  • 【小説的思考塾 vol.6 メモ】その5 再生について
    1996.12.19に チャーちゃんが死んで、1月はひたすら悲嘆に暮れていた。もう二度と明るい朝の目覚めはないと感じていた。でも家に引き篭もっていたわけでは …
  • 【小説的思考塾vol.6 メモ】その4 横尾さんが言う〈霊〉〈魂〉
    「通販生活」で始まった横尾さんの「猫のち猫」。横尾さんが使うと〈霊〉〈魂〉という言葉がリアルになる。人は言葉をたんなる記号としてでなく喋る。言葉にはその人の …
  • 【小説的思考塾vol.6 メモ】その3 「フロイトの花への愛」
    スー・スチュアート・スミス『庭仕事の真髄』。🌸🍀 土に触れて、植物を育てることが、生きていくうえでどれくらい必要か。フロイトも庭をとても必要として愛していた …
  • 【小説的思考塾vol.6 メモ】その2
    「私たちの知は世界に対していつも限界を抱えているからこそ世界は実在するものである」 この考え方を批判的実在論というのだそうだ。 『通天閣』を書いた酒井隆史さ …
  • 【小説的思考塾vol.6 メモ】
    (12/2の投稿参照のこと)児相(児童相談所)に通告することで、「家庭を壊すのでは」とためらう人も多いでしょう。ですが、性虐待の事実そのものが、家族機能の破 …
  • 小説的思考塾リモート版 vol.6 のお知らせ
    2月6日(日)午後5時から7時+αの予定で開催します。 今回は、「死と再生」。 料金は2,500円(配信後3か月は視聴可能) 申し込みはこちら 文学は信仰と …
  • 2022/01/09
    ゆうべ放送(再放送)してた宮沢賢治と保阪嘉内の交流の番組で、 保阪嘉内から、トルストイが書いてる農業の重要性・可能性を力説されて、宮沢賢治は、 「文学にはい …
  • 2022/01/07 「群像」2022年2月号『鉄の胡蝶は記憶に……』42回目
    「群像」2022年2月号『鉄の胡蝶は記憶に……』42回目。作・山本浩貴、演出・山本伊等(かれら)で11月に上演したDr.Holiday Laboratory …
  • 2021/12/22【小説的思考塾的メモ】〈目覚めた夢想〉
    エリアーデを読んでたら、〈目覚めた夢想〉という心理療法があるという。自分の〈存在論的変異〉を含むイメージを積極的(肯定的)な想像力で活気づけることで、心的治 …
  • 2021/12/19 神への供犠
    今日12月19日は、チャーちゃんの命日。今年が死んで25年。生きていたら29歳と数ヶ月。ペチャが22歳まで生きたから、チャーちゃんが死んで18年経ったくらい …
  • 2021/12/19【小説的思考塾的メモ】時間・私・主体
    BSの「ヒューマニエンス」の〈時間〉の話が面白かった(12/20 23:45から再放送あり)。陸上400mハードルの選手だった為末大が、けっこうそのつどいい …
  • 2021/12/9『鉄の胡蝶……』41回目
    群像2022年1月号『鉄の胡蝶……』41回。今回は、11/6(土)の小説的思考塾で喋りそびれたこと、喋りきれなかったことを補足する、という触れ込みで始まりま …
  • 2021/12/7 『鉄の胡蝶……』
    群像連載中『鉄の胡蝶……』40回(12月号)。シロちゃんは私に最もダメージの小さい死に方をした。今夜、妻と2人で外出して、帰りは雨なのでタクシーに乗ったら、 …
  • 2021/12/2 【小説的思考塾メモ的ひとりごと】
    ずいぶん前の朝日新聞の記事。親から子供への性虐待。被害を充分に認識している場合でも、「自分が我慢すれば家庭が守れる」と考えて、黙ってしまう子がいる。しかし「 …
  • 2021/11/28 『うららかとルポルタージュ』2回目と「私」
    『うららかとルポルタージュ』今日(11/27)2回目観た。前回も今日も、男の人が、「ここで観客の皆さんには……」みたいな感じで、客席に向かって喋る、その途中 …
  • 2021/11/27 『半睡』と『うららかとルポルタージュ』
    ずうっと後回しなってた佐々木敦『半睡』をようやく読んだ。『半睡』を読んでいると、或るとても大きな関心の地殻変動が起きていると感じられて、『うららかとルポル …
  • 2021/11/24『うららかとルポルタージュ』初日
    『うららかとルポルタージュ』初日、観た。(横で杉本が「スゲー面白かった!」と騒いでる。)この芝居は観客の感情移入に訴えない、私は身体移入(移出)されて、途中 …
  • 2021/11/19 シルビナ・オカンポ文章紹介
    昨日のつづきで、シルビナ・オカンポの小説をごく一部、紹介します。 名詞の無秩序な羅列のように、書いてることの方向が予測できない。通常の小説のセンテンスが、読 …
  • 2021/11/18 ビオイ・カサーレス/シルビナ・オカンポ
    12月14日(火)18時-20時️❗️私が心酔してると言っていいビオイ・カサーレスの『英雄たちの夢』と、彼のパートナーで、今回初めて邦訳が出たシルビナ・オカ …
  • 2021/11/13『うららかとルポルタージュ』プレトーク(その2)
    昨日YouTubeに公開された『うららかとルポルタージュ』のプレトークを見直していて、「こういう考えをする若い人がいるのは、楽しいな」と思った。【とくに30 …
  • 2021/11/05 【小説的思考塾メモ 死について】
    3年前に鼠径ヘルニア(つまり脱腸)の手術で全身麻酔かけられた。約2時間(3時間だったか)、眠ったのでなく、完全な「無」だった。私はその間どこにもいなかった。 …
  • 2021/11/03【小説的思考塾メモ 死について・転生】
    チャーちゃんが死んで、ずうっと考えていたのが、チャーちゃんの連続性をどうすればわかるか?生まれ変わったチャーちゃんとまた会えるか? それで三島由紀夫『豊穣の …
  • 2021/11/02夜 【小説的思考塾メモ】死について
    死んだら〈形〉は残らない。生きていることは〈形〉があることなのか。小説家は死んで作品という〈形〉を残すのか。人は〈形〉を残すのでなく、〈動き〉を伝える、ある …
  • 2021/11/02 【小説的思考塾メモ】死について
    翌日は台風だったので、シロちゃんのお葬式をしたのは2日後だった。その朝、妻に「1番好きだったドライフードを持たせてあげくちゃね」と言われて、私は何時間か止ま …
  • 2021/10/30【小説的思考塾メモ】死について
    10月30日、今日はシロちゃんの初めての月命日。(白の布がお骨)シロちゃんが死ぬ前、私は他のファミリーと同じく、共同墓地に入れようと思ってた。 死んだ翌朝、 …
  • 2021/10/29『うららかとルポルタージュ』稽古再び。
    『うららかとルポルタージュ』稽古再び。演出の山本伊等のTwitterから、いろいろな人のツイートが読める👉https://mobile.twitter.co …
  • 2021/10/28 【小説的思考塾メモ】死について
    「死んでもあの人は私の(心の)中で生きている」という言い方が嫌いだ。これは「死とはいなくなることだ」という前提から始まっている。 「死んでも」でなく、「死ん …
  • 2021/10/27 【小説的思考塾メモ】死について
    「葬式に花を飾るのは死体から出る臭いを消すためだ」「葬式で喪主や家族が忙しく動かないとならないのは、そうしていれば悲しみが紛れるからだ」という、世馴れたよう …
  • 2021/10/26 『うららかとルポルタージュ』の稽古
    昨日、『うららかとルポルタージュ』(戯曲・山本浩貴、演出・山本伊等ー2人とも小説的思考塾のスタッフ)の稽古を見てきた。 2人がTwitterに、この芝居につ …
  • 2021/10/25 チャーちゃんは踊ってる!(続)
    キース・ヘリングのDOGSを開いたら、「あ、チャーちゃんはいま、踊ってるんだ‼️」と感じた。それで、すぐに書きつけたのが、 ぼく、チャーちゃん、いま死んでま …
  • 2021/10/25 チャーちゃんは踊ってる!
    キース・ヘリングの死後に出版されたDOGS。彼が描いた犬の絵をいろいろ集めたらしい。妻が2000年にアメリカ土産に買ってきた。これを見た瞬間、これだ!いま、 …
  • 2021/10/23 小説的思考塾についてあらためて その2
    ある時、ある考えが去来する。それは遠い予感のようなもので、自分の中にさえも長く留まってくれない。しかし、それが重要なことだという、ある種の確信はある。とはい …
  • 2021/10/21『佐藤真の不在との対話』
    『佐藤真の不在との対話ーー見えない世界を撮ろうとしたドキュメンタリー映画作家のこと』(里山社)発売されました。『阿賀に生きる』などで有名な、満50歳になる前 …
  • 2021/10/16【小説的思考塾メモ】芸術作品はすべての人に均等に意味や感動が……
    芸術作品はすべての人に均等に意味や感動が伝わるわけではない。これが、死について考える時も当然の前提になる。ある人は感じるがある人は感じない。感じない人はそれ …
  • 10/17 小説的思考塾についてあらためて
    私は最近、この小説的思考塾を小説を書く(書きたい)人に寄りすぎていたと気がつきました。文章は面白い文章を読んでる最中に頭に湧き起こるイメージの活動と比べて、 …
  • 2021/10/16【小説的思考塾vol.5】11/6(土)午後5時 今回は「死について」
    11月6日(土)午後5時から7時+α の予定で開催します。今回は、「死について」。今はそのことしか考えてない、という時期は脱しましたが、死は死に直面した時に …
  • 2021/9/15 坂口恭平『土になる』
    坂口恭平『土になる』面白い 言葉が一番素朴なところから出てきてる。 土を触っていると、人に向けても自分に向けても、しゃべりたいことが次から次から湧き出てくる …
  • 2021/9/10 GENKYO横尾忠則スゴイ!
    GENKYO 横尾忠則 スゴイ 横尾忠則が画家宣言して、最初の大規模展覧会は1987年、池袋の西武美術館だった(セゾンになる前)。その時私は西武の社員だった …
  • 9/9【小説的思考塾メモ】小島信夫の文章
    夫人は私の娘ぐらいの年齢である。三十年前にその時の私のつれあいは同じ病気になった。(小島信夫『月光 暮坂』p.308) この2つの文には省略(飛躍)がある。 …
  • 2021/9/9【小説的思考塾メモ】セザンヌの遠近法
    勝手な想像だが、セザンヌの遠近法(比率)の狂いも、筆の先に集中するようなことで起きたんじゃないかと思う。 視点が俯瞰的な監視を忘れて、部分に熱中してしまった …
  • 2021/9/8【小説的思考塾メモ】小島信夫の文章
    第一学者村の先生方は、所有地の境界線にハリ金を張りめぐらすことを嫌っておられて、その云分は、互いの家から隣り近所の庭が見え、二倍にも三倍にも広々と感じようと …
  • 2021/9/6 柿内正午さんとの対談
    柿内正午さんとの対談の載った文學界10月号、発売です。この対談は読みでがある。 自画自賛というのでは全然なく、柿内さんという人の考えることが、私はゲラで2回 …
  • 2021/9/3 クラウドファンディングのお願い
    クラウドファンディングのお願いです。 小説的思考塾の運営スタッフの一員の山本伊等(やまもと・かれら)が劇団を旗揚げし、11月に山本浩貴作『うららかとルポルタ …
  • 2021/9/1 【小説的思考塾メモ】このあいだの質問
    このあいだのzoomでやった小説的思考塾簡略版で、あった質問。 「植物が書いてあるのを読むのが好きで自分も書きたいんだけど、今まで植物と全く関わりを持たずに …
  • 2021/8/27【小説的思考塾メモ】読むことの熱
    小島信夫長篇集成の『寓話』の巻の解説で、「たまたまネットで『寓話』のあらすじというか構成というか、そういうものをじつに見事にまとめているブログを見つけたが、 …
  • 8/26【小説的思考塾メモ】「小説を書いたので読んでもらえますか?」
    このあいだ「小説を書いたので読んでもらえますか?」と若い知り合いが連絡してきたから、「いいよ」と返事したら、さっそく送ってきたのが、5枚(2000字)くらい …
  • 2021/8/24 柿内正午『プルーストを読む生活』
    柿内正午『プルーストを読む生活』 この本を書いた柿内さんとの対談が、次号の文學界に載ります。 1年以上かかって『失われたときを求めて』を読む日々が、日記形式 …
  • 2021/8/18 中井久夫「創造と癒し序説」
    中井久夫「創造と癒し序説」(『中井久夫集6』または『アリアドネからの糸』所収)(「いじめの政治学」というタイトルはなんだかなあ、ですが。)「文体」とは何であ …
  • 小説的思考塾 vol.4 中止のお知らせ
    8月29日(日)に予定していた小説的思考塾は中止することにしました。 配信のスタッフや私の話の聞き手数人など、少ないとは言え、会場に人が集まるのです。 今回 …
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