2023.09.07その2【小説的思考塾vol.13対話篇+伊藤彰彦】

ヤクザ映画の主役はほぼ全員、集団に属さない。 彼らは本当は、ヤクザであってヤクザではない。アウトローだったり、マイノリティだったり、アナーキストだったり。
この本は、そのことを繰り返し書いている。 彼らは集団に属さず、集団の規律や秩序の外にいて、集団からの庇護を拒む。 行動においても、思考と行動が、通常の因果関係では結びつかない。この人たちは謂わゆる「個人」ではない。
映画の主役たちが、どこまでモデルと重なるのかは、当日伊藤さんに訊いていくとして、通常の因果関係の破壊や、行動するタイミングの突飛さは、文学だ。 ここの説明がつくと文学から遠ざかる、というか、ダサくなる。

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