【小説的思考塾vol.19 1/11(土)午後4時】リモート+対面《物語神話歴史に飲み込まれないために》メモ8

「歴史が判断してくれる」
「評価は後世の人に委ねる」
「今になって思い返すと」
これら利口ぶった言葉を疑い
渦中にいる自分の感覚・感情・高揚・戸惑い……を信じる

「未来・将来に正解がある」という迷信

小説は、結末からの逆算で書いたら死んだ小説(動きのない思考)になる

カフカの小説は予測を飛び越え
ベケットの小説は予測を封じる
どちらも、「読書の」予測以前に「書く本人の」予想を、小説自身が飛び越えたり、封じたりしている

歴史は〈かつて起こらなかった出来事〉と〈未だ起こっていない出来事〉の集成

12月京都の『想像の犠牲』(作演出・山本伊等の芝居)は、物語を超える面白さだった
抽象レベルは複雑だが具体(現前)レベルはシンプルで、非-物語の可能性を大きく広げたと思った