群像の6月号の「文一の本棚」という新連載 報告遅くなりましたが、その1回目が『プレーンソング』でした。 これを書いてくれた平沢逸さんは1994年生まれ。『プレーンソング』が書かれた後に生まれていることに、作者としては感慨があります。
なんて言って、気がつけば、2月に『脱獄計画(仮)』を上演した山本伊等も、いぬのせなか座の山本浩貴も、『プレーンソング』後の生まれだ。 33年経っても読まれていることは素直に嬉しい。デビュー作あるいはファーストレコーディングと30数年後の作品または活動という対比は、ボブ・ディランやセシル・テイラーを例にしよく考える。セシル・テイラーは生涯、金銭的に恵まれなかったらしいが30数年辺のレコーディングは充実してる。 小島信夫さんは、『別れる理由』が終わって、『寓話』『菅野満子の手紙』あたり。