2024.02.11 『鉄の胡蝶……』67回目、群像3月号②

チェーホフは安政7年に生まれて明治29年に「中二階のある家」を書いた。樋口一葉の「たけくらべ」はその1年前に書かれた。 大伴家持の人間としての成熟や荒々しさは、私と比べようもないが、大伴家持の歌にもやはり老いはない。
……それらは文学の歴史をバックグラウンドに持っている、老いはそういうものではない、老いた状態を人間としての豊かさのひとつの局面と見るかぎりそれは老いではなくて、老いる以前の人が老いを評した状態で、だからそれは老いそのものではない。

京都の中古CD店の店長の声がした(3枚目)。京都で対談する準備をした群像12月号から、店長は小津映画における笠智衆みたいに準レギュラー化しつつある🙂🙃
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