〈芸術行為は、本来の生を生きるため……〉
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『失われた時を求めて』から
「また人生が、あるときはじつに美しいものに見えても、結局つまらないものと判断されたのだったとしたら、そのつまらなさというのは、人生それ自身とは全く別のものによって、人生を何一つ含んでいない映像によって、人生を判断し、人生を貶めているからであることを理解するのであった。」 最終巻『見出された時』の濃密さに改めて驚いてる。
『見出された時』を熟読するだけで、哲学・脳科学の類いは不要レベル。 「人生を何一つ含んでいない映像」というのが、今回のテーマである〈本来の生から人を遠ざけるもの〉のこと。 プルーストはこのあと、時間について怪物的なイメージを展開する。
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