小島信夫『アメリカンスクール』解説（新潮文庫、2007年10月）
小説というのは意味伝達の無色透明な媒体ではないということを小島信夫の小説は全身…
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ようやく出会えた源氏物語（『図書』2017年12月号、岩波書店）
源氏物語は私は一話分も読みきったことがなかったがそれでも岩波文庫、角川文庫、谷…
2021/11/06 小説的思考塾資料
【小説的思考塾vol.5 資料１】一切の過ぎ去りゆく事物があたかもひとつの無の…
小説を考えるための強力な導き （佐々木敦『これは小説ではない』書評（『波』2020年7月号））
この本は演劇の章が圧倒的に面白い！ 私はいま演劇の章を読み終わったととろでこの…
因果関係や能動性のこと(『文藝別冊 中井久夫』2017年5月）
『徴候・記憶・外傷』(みすず書房)所収の「統合失調症の精神療法——個人的な回顧…
「書くこと自体が予感であること」（『古井由吉自撰作品 五 槿/眉雨』解説）
古井由吉の書いたものを解説するとは、解説する自分、さらには解説という行為そのも…
「大量なのにかくもせわしなく」（小島信夫長篇修正⑧ 『寓話』解説）
私はびっくりした。 私は一時卒業論文にもしようと思ったことがあるその『ハムレッ…