2022.4.15【小説的思考塾vol.7メモ】その15 世界がそう仕向けるのだ

風景の中に立つと、人は或る感情を持つわけだが、それは「人が感じている」のでなく、「風景が人にそうさせる」。

例えば数学。数は、人が作り出したものか、この世界に人より先にあったものか?
数学者は数の世界に自分で入っていくというより、駆り立てられて入っていく。
数の世界は数学者に次々に、未知の相を見せてくる。

【追記】
人間を主体に置いたり、人間の心情を中心に置く視点では、世界を矮小化してしまい、見えなくなる。