2022.4.14【小説的思考塾vol.7メモ】その14 知とは

万人に理解可能な知(知識・技術・習慣etc)はない。
知はデータではない。(データ化された知は抜け殻でしかない。)
送り手と受け手が、或る特定で共通の条件にある時に、知は伝達されたり、共有されたりすることがある。

いまのポリコレに過度にこだわる風潮は、知のこの根本的な特性まで殺そうとしている。
これはハイデガーが、すでに西洋近代の文化に対して言い続けていたことで、これもまた、「反動」の要素はあると言えばある。
(しかし「反動」だとして、何に対しての「反動」なのか? 問題はそこではない。)