【小説的思考塾 vol.6 メモ】その5 再生について

1996.12.19に チャーちゃんが死んで、1月はひたすら悲嘆に暮れていた。もう二度と明るい朝の目覚めはないと感じていた。
でも家に引き篭もっていたわけではなく、私は毎日近所を歩き回っていて、
2月になると光の強さがはっきり違った☀️
「再生はあるんだ」と思った。
チャーちゃんが再生すると思ったわけではなく、「世界に再生はある」。
特定の「その人」「その猫」の再生でなく、再生は世界の摂理としてある。
死は、「再生を摂理として持つ世界の中で起こる現象のひとつ」ということだ。
これは私に起きた転換のきっかけだった。

〈再生〉というイメージは、とても強力に作用する。〈不死性〉〈不滅性〉より強いかもしれない。2/6はその話をするつもり。

小説的思考塾vol.6