『うららかとルポルタージュ』
今日(11/27)2回目観た。
前回も今日も、男の人が、「ここで観客の皆さんには……」みたいな感じで、客席に向かって喋る、その途中から、ぐんぐん感動が迫り出してきた。2回とも、あそこで、私は一気に次のモードに入ってた。
(ただ、この芝居がすでに「私」というのを、単一なものとして、出発してないわけだから、ここで「私」という言葉を主語にするのは、違うかもなのだが、それも折り込み済みの世界になったら、私は「私」でいいわけ。
何故なら、いま私が思う「私」ではないから。)
男の人がこっち向かって喋ってる向こうで、4人が、のたくったり、蠢いたり、それぞれしているのが、その瞬間に、私には一気にこの芝居が、形(他の芝居ではありえない、フリージャズがちゃんと音楽に聞こえるのときっと同じ形)を持ったのです。