【小説的思考塾vol.9メモ】その7

完成した状態にしか関心のない人がいるが、その人は書いたり作ったり演じたりするのには向かない。(かつ、その人は孤独だ。)

私は小説家になりたいと思ったと同時に、 小説のテーマにはほぼ関心を持たず、 「この小説がどういう風に書かれたか?」ばかり知りたがった。 原稿の推敲だけでなく、事前のノート、執筆の時間帯、筆記用具etc、出来上がるまでのことすべてを知りたがった。

芝居の稽古、バンドの練習、どれも知りたい。 小説は独りで作ると思われているが、それは違う。(たった1人ですべてを支配し、コントロールしうる、という妄想は愚かだ。) 小説もまた、誰かとの共同作業の成果で、その「誰か」とは誰なのか?或いは、何なのか?

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