2021/12/5 アルゼンチン幻想文学の不思議な二人三脚

ビオイ・カサーレスとシルビナ・オカンポのイベント、12/14(火)18時開始です。オンラインと会場での対面と両方あり、どちらも無料です。
👉 https://bioy-y-silvina.peatix.com/event/3081977/view?utm_campaign=follow-organizer&utm_medium=email&utm_source=event%3A3081977&kme=reco-clk&km_reco-str=PodMember

🤠シルビナ・オカンポの短編「続き」から、面白かったフレーズを書き写します。どれも語の繋がりが変。因果関係による連結ではない。またはそれが唐突。
あなたの無実は少し夢に似ていて、私の振る舞いは罪そのもの。

あなたの鏡で自分の姿を見てみた。寒い日で、寒さのせいで私は老け込んだ。

あなたの部屋を出ると、中庭の草木が濡れていて、水撒きをしてくれた人に会話を聞かれたかもしれないことがわかった。

そう自分に言い聞かせ、早すぎる死を嘆く邪な墓碑銘を思い浮かべる。

見る者は、じっくり見つめ始める前から、見る対象に似るのだから。

私が死んでいなくても、死んでいても、私を探さないでちょうだい。あなたに寝顔を見られるのがずっと嫌だったのよ。