2021/11/19 シルビナ・オカンポ文章紹介

昨日のつづきで、シルビナ・オカンポの小説をごく一部、紹介します。

名詞の無秩序な羅列のように、書いてることの方向が予測できない。通常の小説のセンテンスが、読者の予想に沿って書かれていることがよくわかる。
読者の共感は置いてきぼりを食うが、共感は拒絶されているわけでなく、情熱のような何かは共有している気がしながら読む。

とても聡明な分裂病者-というのが私の印象です。かつ、明るい。不安な内容でも明るい。
私は踊りながら先を走っていくこの人を、追いかけるのが楽しくて楽しくて、笑いが止まらない。