小説的思考塾の運営スタッフの一員の山本伊等(やまもと・かれら)が劇団を旗揚げし、11月に山本浩貴作『うららかとルポルタージュ』を上演することになりました。山本浩貴も小説的思考塾の一員です。
『うららかとルポルタージュ』は「SFマガジン」6月号の異常論文特集掲載の『無断と土』の続編です。
山本浩貴の小説は、時間も空間も並外れて入り組んだ構造をしていて、それが舞台化されるとどういうことになるのか!
佐々木敦が批評などで繰り返し語っているように、いま日本の演劇は、進化のホットスポット的に多様で特異な広がりを見せています。この公演は、その進化をさらに、ぐいっと推し進めると思います。いま、演劇は脳と身体の極限と拡張なのです。