詳しくはここ👇
2月末に駒場のアゴラ劇場で上演された芝居についてのシンポジウム。 芝居は生身の人間が目の前でやって、それきり物理的には消え去ると考えられている芸術の形式だ。
しかし! 芸術はそもそも、世に言われる物理法則や世間一般の常識に抵抗するためにある。(抵抗はそれ自体で意義があり、勝ち負けは関係ない) 私は今月ちょうどラカンを群像連載で読んで(書いて)いるが、体験はすべてが言語化(意識化)されるわけはない。
体験の肝心のところは、記憶の空白という形で記憶に残る。 だから演劇は、記憶から消えた時に、いよいよ始まる。