1/27(金)に対談する郡司ペギオ幸夫さんの新刊は、創作のインスピレーションや創作の哲学についての本で、その中に、
「理解はカタルシス、共生はフラストレーション」という言葉があって、これは評論と小説(創作)の違いを明快に言ってる言葉だと思う。
理解することは読解者の理解の枠に嵌めて読解作業を完了させることで、創作とは思考を終わらせないための装置なのだと。
どういうことなのかと言うと、小説はウェルメイドのフィクションではなく、作者の生きている現実に開かれているが故にギクシャクしていて、不恰好でもある。ウェルメイド=形を整わせることによる思考の停滞に気づくべきだ。