【小説的思考塾vol.9メモ】その4

小説を書くことは入試みたいに評価されて通過することではない。 「入試と違う」ということを、実感として理解できている人は少ない。 (今は入試的思考が思考の形態を支配している)
小説は、客観的な制度がどこかにあって、それによって「良い悪い」が評価されるわけではない。 あらじめ想定されている形式があって、その中に最近の社会的な題材を埋めるのが小説だと思っている人がすごく多い。
小説というのは、自分の信じる価値や世界観、世界への関心、世界の感触……それらを書くために、書くプロセス自体を考えて、その中で時間をかけて練り上げる。 だから「いかにも小説だ」という小説は小説ではない。(それはテンプレートでしかない。)

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