配信版 小説的思考塾 vol.8」メモ その3

『プレーンソング』を前半(160枚)を書いただけで新人賞に投稿した。 たしか2誌に投稿したが、どちらも一次選考すら通過しなかった。それで、知り合いの編集者に見せたら、「いい悪い以前に完成してないとダメ」と言われて、私は驚いた。 だって、前半がつまらないのに後半を読む人がいるのか? 読んでる途中は、それが完成しているかどうかなんてわからないじゃないか。
最後のページにきて「未完」ということだって、あり得るじゃないか。 ベケットは、読み出した途端にメチャメチャ興奮したが、一気読みなんか全然無理だ。前半どころか、1/4もあれば、しばらくは充分だ。
この編集者は、作品を完成したものとしか見ない。この編集者の言葉は、書く側の思考プロセスと全然違っている、と思った。

「配信版 小説的思考塾vol.8」の予約受付中です。9月4日17時開始。参加費は2500円(3ヶ月間のアーカイブ付き)。
当HP内にある「小説的思考塾」のバナーをクリック、またはこちらのリンクからご予約いただけます。