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「無知学」という言葉があることを今日たまたま知った。
知識がいろいろあることによって、今このときに知るべきことを知れない状態。知識があることで無知になる。
「無知学」の意味はそういうことじゃないかもしれないが、知ることによって知らない人に私はたくさん会ってきた。 その人たちは、いっぱい喋るんだが、こっちが一番聞きたい肝心なところが飛ぶ。しかしどうも本人には飛ばした自覚がないらしい。
知識は、知らない・見ない・聞かないためのものでもあるのだ。 (もう少し言うと、用語・概念には固有の動力や方向性みたいなものが内蔵されているから、知識に頼ると、そっちに持っていかれるのだ。)